スマートフォン向け液晶パネル市場では、ハイエンド機種用のパネル需要が好調に推移しており、今後はクリスマス商戦や各メーカーの新機種投入でさらに需要増が見込まれている。このため、液晶パネルモジュールメーカーは積極的に在庫確保に動いている。20日付電子時報が伝えた。
スマートフォン市場ではローエンド機種に代わり、ハイエンド機種の需要が伸び、解像度が高いフルワイドＶＧＡ、ＱＨＤ、ＨＤ、ＦＨＤパネルの需要増が目立つ。特にＨＤ、ＦＨＤパネルは供給が比較的限られているため、端末メーカーは物量確保に乗り出している。中小メーカーの中にはハイエンド機種用パネルを確保できないところも出てきそうだ。
サプライチェーン関係者は「中国の携帯電話端末市場で需要が回復の兆しを見せており、機種変更ラッシュが期待できる。過去の経験からみて、国慶節（建国記念日、10月１日）を控えた８月下旬から９月中旬にかけ、サプライチェーンで需要が高まる」と指摘した。
