ニュース 社会 作成日:2013年8月21日_記事番号:T00045433
21日は日本の「お盆」に当たる中元節(旧暦7月15日)。この日は「地獄の大門」が開き、幽霊が人間界を自由にさまようと言われ、恐れられている。しかし基隆市ではこの言い伝えを逆手に取り、20日に台湾鉄路(台鉄)との提携で「中元節お化け列車」イベントを開催。列車の中に突然、キョンシーやドラキュラ、着物を着た日本女性風の幽霊など世界のお化けや妖怪が出現し、乗客を驚かせた。
お化けに扮(ふん)した女性(左)と見つめ合う乗客(右)(20日=中央社)
今回のイベントの舞台となったのは台鉄の台北〜基隆間の列車で、午後3時〜5時の間に行われた。台湾芸術大学や文化大学の芸術・演劇関係の学生がお化け役を務めたほか、南投県渓頭にある日本の妖怪を集めたテーマパーク「松林町妖怪村」からも複数の妖怪が参加した。
列車内にお化けたちがぞろぞろと現れると、中には怖がって母親の背後に隠れ、「怖がらなくても大丈夫」と慰められる子供もいたが、ほとんどは「にせものだ」などと言って面白がった。
また「松林町妖怪村」の妖怪たちはかわいらしいマスコット風の風貌だったこともあり、あちこちで乗客たちが一緒に写真を撮る光景がみられた。
なお基隆市で中元節に開催されるお祭りは、交通部観光局によって「台湾12大地方祭典」の一つに選出されており、20日夜には伝統的な灯篭流し行事や花火大会、水と光を使ったショー、多くの電飾カーなども登場するパレードといった盛大なイベントが行われた。
このイベントには、台風が接近する中、全土各地から大勢の観光客を集めたほか、英国から旅行番組の人気レポーター、イアン・ダグラス・ライト氏も参加した。
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