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金管会と中国保監会、10月に初のトップ会談へ


ニュース 金融 作成日:2013年8月21日_記事番号:T00045440

金管会と中国保監会、10月に初のトップ会談へ

 金融監督管理委員会(金管会)の曽銘宗主任委員は20日、中国保険監督管理委員会(保監会)の項俊波主席と台北で10月に初めて会談する見通しになったことを明らかにした。21日付経済日報が伝えた。

 項主席は10月の中旬か下旬に台北で開かれる保険監督者国際機構(IAIS)の年次総会に出席予定で、総会前に曽主任委員との会談が実現する運びとなった。

 会談では、台湾の保険会社の中国進出に際し、▽総資産50億米ドル以上▽設立から満30年を経過していること▽代表事務所開設から満2年が経過していること──という条件を定めた通称「532条項」の緩和が議題となる見通しだ。

 台湾側は現在、合弁保険会社への出費上限を50%以上に引き上げることを希望している。このほか、現在「1対1」が原則の合弁では、増資時に出資を得られなくなる可能性があることから、複数の相手との合弁を認めるよう求めている。

 一方、中国の保険会社は現在、台湾で独立系保険会社への資本参加のみが認められており、金融持ち株会社とその傘下の保険会社への出資が認められていない。このため、中国側は台湾に出資規制の緩和を求めるとみられる。