ニュース 金融 作成日:2013年8月21日_記事番号:T00045443
中央銀行が20日発表した第2四半期の国際収支統計によると、資本収支は100億8,000万米ドルの赤字だった。資本流出の赤字は2010年第3四半期から12四半期連続で、過去最長を記録した。その間の赤字総額は913億米ドルに上り、台湾高速鉄路(高鉄)6本または台北101ビル52棟分の建設費に相当する。21日付経済日報が報じた。
資本収支の赤字が続くのは台湾域内の金融商品のバラエティが乏しく、投資の魅力に欠けるためだ。資本収支のうち、直接投資は21億8,000万米ドル、証券投資は32億米ドルの純流出をそれぞれ計上した。台湾居住者の海外証券投資が30億7,000万米ドルの純流出を占めるが、過去3四半期の100億米ドル規模に比べれば縮小している。中央銀行経済研究所の林淑華副処長は、保険会社各社が海外債券への投資を加速していることが主因と説明した。
なお、経常収支は138億米ドルの黒字で、国際収支は38億8,000万米ドルの黒字となった。林副処長は、資本収支は赤字が続いているが、経常収支の黒字額が大きいため国際収支としては黒字を維持しており、健全と言えると説明した。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722