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従来型携帯向けIC、需要回復


ニュース 電子 作成日:2013年8月21日_記事番号:T00045451

従来型携帯向けIC、需要回復

 携帯電話端末市場では、低価格スマートフォンへの生産集中のあおりを受けていた従来型携帯電話端末(フィーチャーフォン)向けのICの需要がようやく上向いてきた。

 21日付電子時報によると、今年上半期には業界全体が低価格スマートフォン向けの部品生産を優先したため、フィーチャーフォン向けの3.5インチ以下の小型TFT(薄膜トランジスタ)液晶パネルの供給不足が生じた。これに伴い、フィーチャーフォンの生産が減少し、聯発科技(メディアテック)など台湾系ICメーカーの出荷にも影響が出た。

 しかし、第3四半期に入り、低価格スマートフォンの需要が一段落し、小型TFT液晶パネルの生産が正常化したため、フィーチャーフォンの生産が回復し、7月はICの出荷量が急増に転じた。

 メディアテックはフィーチャーフォン向けのチップセット「MT6260」が好調で、7月の売上高が月次ベースで2位となる132億台湾元(約430億円)に達した。また、液晶ディスプレイ用ドライバICの矽創電子(シトロニクス・テクノロジー)も7月の売上高が前月比で22%増加した。