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ドライバIC在庫が過去最大に、サプライチェーンに打撃【図】


ニュース 電子 作成日:2013年8月21日_記事番号:T00045453

ドライバIC在庫が過去最大に、サプライチェーンに打撃【図】

 21日付工商時報によると、液晶パネル用のドライバICメーカー各社が大量在庫を抱えており、ファウンドリーやパッケージング・テスティング(封止・検査)メーカーなどサプライチェーンへの発注が急減している。ドライバICメーカー各社の第2四半期の決算報告書から明らかになったもので、在庫額は4社合計で過去最大の133億台湾元(約430億円)に達し、消化には半年以上かかる見通しだ。

 在庫額がここまで膨らんだのは、第2四半期に各メーカーが下半期の超高画質4K2K大型液晶テレビやスマートフォン、タブレット型パソコン需要を好感し、ファウンドリーへの発注量を引き上げたためだ。しかし、フルハイビジョン(フルHD)より3~4倍ドライバICを必要とする4K2Kテレビの販売が第3四半期に入り低迷。下半期にかけて在庫が積み上がる結果となった。

 また中小型パネル向けドライバIC搭載製品では、ハイエンドスマートフォンやタブレットPCは6月以降の販売が不調だ。一方、今期はミドル~ローエンドスマートフォンの売れ行きが安定しているが、画面の解像度に対する要求は低く、高性能ドライバICの販売が予想を下回っている。