ニュース 社会 作成日:2013年8月22日_記事番号:T00045456
例年にない猛暑が続く中、クーラーの効いた図書館内で長時間横になって過ごす「ゴロ寝族」が問題となっている。中には書架の間の通路を占領し、他の利用者が本を探せないといった事態も起きており「モラルが低過ぎる」などと問題になっている。
問題となっているのは台中市の豊原区図書館。蘋果日報の記者が先週土曜の午後1時ごろ同図書館を訪れたところ、館内には中年男性がソファーを枕にして横になっていたほか、子どもが2人、書架の間で寝転がって漫画を読んでいた。
さらに気温が32.3度まで上がった翌日も、老婦人が書架の間の通路で昼寝をして、いびきまで聞こえてきたという。
その間、本を書架に戻そうとする図書館スタッフや本を借りようとする他の利用者が何度も近くにやって来たが、この女性がじゃまになって本を収めたり、取り出したりすることができず、あきらめるという光景が繰り返された。
この女性はその後も眠り続け、閉館時間の午後5時になってスタッフに起こされてようやく目を覚ました。記者が「なぜここで寝ていたのか」と聞くと、女性は悪びれもせず「漫画が好きだし、クーラーも効いているから最高よ」と答えた。
また館内にある、座卓と座椅子が備えられ、利用者が複数で話し合いをすることができる「討論区」は格好の昼寝場所となっており、この日も1人の高齢男性が卓上に資料を広げたまま、座椅子を枕に1時間ほど眠り込んでいた。しかも男性は目が覚めると資料を片付けずに立ち去ったという。
しかも、ある利用者によると、若い男女が抱き合って寝ていることもあるそうだ。
これに対し台中市民からは「ゴロ寝する利用者は家の電気代節約が目的で、そもそも本など読む気がないのだから追い出せばいい」などと批判の声が上がっている。
なお、批判を受けて豊原図書館の蒋淇婷館長は、スタッフによる巡回を強化し、ゴロ寝防止を強化すると語っている。
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