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台玻・東元合弁の真空ガラス工場、9月稼働へ


ニュース その他製造 作成日:2013年8月22日_記事番号:T00045470

台玻・東元合弁の真空ガラス工場、9月稼働へ

 ガラス最大手の台湾玻璃工業(台湾ガラス、台玻)の林伯実総経理はこのほど、東元電機(TECO)と合弁で設立した「台玻東元真空節能玻璃」のLow-Eガラス(低放射ガラス)を使った真空ガラス工場が9月に稼働することを明らかにした。初期の月産能力は約2万平方メートル、来年以降は年産30万平方メートルに達する見通しだ。林総経理によると、同様の製品を手掛ける工場としては日本板硝子に次いで世界で2カ所目だという。22日付経済日報が報じた。

 同工場は台湾ガラスのLow-Eガラス工場(年産能力240万平方メートル)がある彰浜工業区(彰化県)に建設された。総投資額は7億台湾元(約23億円)で台湾ガラスが65%、TECOが35%を出資している。

 Low-E真空ガラスは保温機能が高く、結露を防ぐ効果を持つ。製品価格や粗利益率が高く、台湾ガラスにとって業績向上が見込める。

 なお同社は中国でのLow-Eガラス生産も加速しており、同社は先日、中国の陜西省咸陽に生産ライン(初期年産能力400万平方メートル)を新設すると発表した。中国での生産ラインは10本に拡大し、中台合わせた年産能力は3,780万平方メートルに達する見通しだ。