ニュース 石油・化学 作成日:2013年8月22日_記事番号:T00045471
遠東集団(ファーイースタン・グループ)傘下の東聯化学(OUCC)は先日の董事会で、高雄市林園工場のエチレンオキシド(EO)工場のボトルネック除去に21億台湾元(約69億円)投じることを決議した。EO年産能力は現在の24万トンから来年末に36万トンに拡大し、同社全体の売上高は3~5割増を見込む。22日付工商時報などが報じた。
EOは、特殊化学品のアクリル酸エチル(EA)やエチレンカーボネート(EC)、酸化エチレン誘導品(EOD)の原料だ。EOの生産能力不足と輸入量が不安定なことから、これら特殊化学品は利益が安定しているものの設備稼働率が60%にも満たなかった。
同社が特殊化学品を強化するのは、エチレングリコール(EG)の売上高構成比70%を引き下げる狙いもある。EG相場は2015年まで期待できるが、16年以降は北米でシェールガス由来のエタンを原料とするEG生産が増加し、石油由来のナフサを原料とするアジアのEG工場に大きな打撃となると予測しているためだ。
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