ニュース 自動車・二輪車 作成日:2013年8月22日_記事番号:T00045475
自動車部品受託生産の和大工業は、7月からギアボックス(減速機)を独占供給している米テスラモーターズからの受注倍増などを受け、中部科学工業園区(中科)工場の生産能力拡大と大里工場(台中市)の新設に7億5,000万台湾元(約24億5,000万円)を投じる。今年末か来年初めに稼働する予定だ。22日付工商時報が報じた。
テスラは新型電気自動車(EV)「モデルS」の販売が予想以上に好調で、今月から欧州でも販売し、今後中国市場にも進出する予定だ。和大工業への発注は今年、既に昨年の4倍増となっている。和大工業の売上高に占めるテスラ受注の割合は1.5%から4%に拡大した。今後も年々成長する見通しだ。
また、和大工業の上位顧客でギアボックス大手、パンチパワートレインの南京工場からの関連部品の受注も上半期の月平均8,500台分から7月は1万4,000台分に急増した。パンチ南京工場が開発した無段変速機(CVT)が、中国と東南アジアでのオートマチック小型車需要増に合致しているためだ。
証券会社は、海峡両岸経済協力枠組み協議(ECFA)による中国のゼロ関税で、パンチ南京工場からの受注拡大を狙えると指摘。大里工場の新設はパンチの受注増を見越したものと分析した。
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