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MSサーフェス値下げ、新機種発売への布石か


ニュース 電子 作成日:2013年8月22日_記事番号:T00045477

MSサーフェス値下げ、新機種発売への布石か

 22日付電子時報によると、マイクロソフト(MS)は自社ブランドのタブレット型パソコン、「サーフェスRT」と「サーフェスPro」を米国やカナダ、中国市場で値下げしている。同社は10月にサーフェスの第2世代製品を発売するとの観測が出ており、初代機種の値下げはこれに備えた在庫消化が狙いとみられる。

 値下げ幅はサーフェスProで約100米ドル。サーフェスRTは教育市場における受注を狙っており、原価499米ドルの32GB(ギガバイト)製品を米国、カナダ、中国の学校向けに6割引きの199米ドルで供給しているという。

 MSのハードウエア市場参入に当たっては、同社パートナーブランドからの反発があった他、製品価格の高さ、互換性の悪さから初代サーフェスの売れ行きは鈍く、現在受託メーカーは100万台以上の在庫を抱えているとみられる。実際、MSの4〜6月期の業績報告書ではサーフェスRTの在庫過多により9億米ドルの損失を計上している。

 しかしMSはサーフェス展開を放棄せず、間もなく新機種を投入するとされる。しかし初代機とは異なり、生産を受託する和碩聯合科技(ペガトロン)への初期発注量は約30万台に抑え、市場の反応を見てその後の生産量を決める構えのようだ。