金仁宝集団の許勝雄董事長は22日、３Ｄプリンター事業で一般消費者市場をターゲットに自社ブランドを立ち上げると表明した。まずロー・ミドルエンド製品から発売すると語った。23日付工商時報が報じた。
金仁宝集団傘下の金宝電子工業（キンポ・エレクトロニクス）と泰金宝電通は先ごろ、３Ｄプリンターの合弁会社、三緯立体列印科技を設立した。
市場では３Ｄプリンターについて、期待し過ぎとの声も上がっている。許董事長は、３Ｄプリンター産業は確かに芽が出たばかりで、２〜３年の準備期間が必要となると述べた。ただ、多くの応用ソフトウエアが開発され、消費者がその実用性を実感すれば、一気に急成長すると期待感を示した。
一方、パソコン産業について許董事長は、今年下半期は需要期ながら振るわず、上半期から横ばいにとどまると、悲観的な見方を示した。
