ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

中龍鋼鉄の拡張、環境評価で追加資料要求


ニュース 鉄鋼・金属 作成日:2007年12月24日_記事番号:T00004550

中龍鋼鉄の拡張、環境評価で追加資料要求


 中国鋼鉄グループのH形鋼メーカー、中龍鋼鉄(ドラゴン・スチール、台中県龍井郷)の工場第2期拡張計画をめぐり、行政院環境保護署は21日、環境評価小組による審査を行い、同社に対し詳細な健康リスク評価、温室効果ガス削減量に関する資料の追加提出を求めた。22日付工商時報が伝えた。

 中龍鋼鉄は現在2期に分けて、工場拡張を進めており、投資額1,100億台湾元(約3,862億円)、ビレット生産量年366万トンの第1期は既に環境影響評価を通過している。今回審査の対象となっている第2期は投資額800億元で、ビレット生産量は年255万トン。

 環境評価委員が最も注目しているのは、温室効果ガスの年間排出量が第1期に696万トン、第2期に293万トンそれぞれ増加するとみられる点だ。

 同社の欧朝華董事長は、「温室効果ガスの排出削減に困難な点があるが、他の業者とも協力しエネルギー効率の向上と排出削減に取り組み、十分な資料を準備したい」と述べた。