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華星光電の元奇美電幹部を送検、人材引き抜きの責任者務める


ニュース 電子 作成日:2013年8月23日_記事番号:T00045501

華星光電の元奇美電幹部を送検、人材引き抜きの責任者務める

 法務部調査局台北市調査処は22日、液晶パネル大手、友達光電(AUO)の元研究開発(R&D)幹部2人が昨年、中国家電大手のTCL集団傘下のパネルメーカー、深圳市華星光電技術(CSOT)に有機EL(OLED)関連の企業秘密を漏えいした事件に関連し、奇美電子(チーメイ・イノルックス、現・群創光電)の元幹部で現在は華星光電で執行副総経理を務める陳立宜容疑者ら台湾籍の従業員6人を両岸人民関係条例違反の疑いで書類送検した。23日付工商時報が伝えた。

 調査局は新竹地方法院検察署が企業秘密漏えいの容疑者2人を取り調べるのと並行し、2人に接触した華星光電側の人物について調べを進めたところ、華星光電で台湾パネル業界からの人材ヘッドハンティングの責任者を務める陳容疑者の名前が浮上した。

 調査局は陳容疑者は中国企業として経済部投資審議委員会(投審会)の許可なく、台湾で業務活動を行ったして摘発したが、台湾のハイテク人材引き抜きに対する抑止効果を狙った側面も指摘されている。

 陳容疑者は資金源を偽装してTCL集団からの支援を受け、華星光電の秘書名義で、台南市に人材紹介会社を設立し、AUO、奇美電などから人材を大量に引き抜いていた。