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「台湾と共に世界市場開拓」、60年式典で日立社長


ニュース その他分野 作成日:2013年8月26日_記事番号:T00045520

「台湾と共に世界市場開拓」、60年式典で日立社長

 日立製作所の中西宏明社長は23日、台湾日立グループ創立60周年のパーティーで、「台湾での事業を全世界に持っていきたい。エアコン、風力発電、鉄鋼、発電所など、すべて台湾をパートナーとして共同で世界市場を開拓したい」と抱負を語った。24日付工商時報が報じた。

 中西社長は、台湾日立がエアコンを台湾で開発、生産、販売、サービスを手掛けていることを例に挙げ、台湾での成功モデルがフィリピンでの工場設置と製品供給・輸出、中国でコンビニエンスストア向けの業務用冷凍冷蔵庫生産の参考になったと指摘した。

 また、洋上風力発電では、台湾に需要があれば日立のシステムの技術移転や、提携パートナーを見つけて共同での事業展開を図りたい考えを示し、21日に張家祝経済部長に協力を要請したことを明らかにした。さらに、風力を含む再生可能エネルギーでの発電事業で、台湾メーカーとの提携して海外市場を開拓したいとの考えも示した。

 台湾日立グループは1953年に発足した。エアコンなどの分野に注力したほか、台湾高速鉄路(高鉄)プロジェクトや発電などインフラ事業にも参画し、台湾の経済発展にかかわってきた。台湾は毎年2,000億円の売上高を計上する、日立にとって重要な市場だ。