ニュース 運輸 作成日:2013年8月26日_記事番号:T00045521
世界コンテナ海運市場は上半期、昨年から続く景気低迷から抜け出せず、長栄海運(エバーグリーン・マリン)も同期22億3,900万台湾元(約74億円)の純損失を計上した。しかし同社の張正鏞総経理は23日、「米国の景気回復が続いている影響で家具、自動車部品などの海運需要が伸びている」などとして、「既に状況は需要期に当たる例年の第3四半期水準を回復している」と強調した。なお欧州路線は満載状態となっているという。24日付経済日報などが報じた。
張総経理の発言は、上海航運交易所の運賃指数を根拠としているが、同交易所の調査によると6月末に20フィートコンテナ1本当たり514米ドルだった欧州線の運賃は、23日時点で1,238米ドルまで約2.4倍に上昇している。
なお上半期は53億2,300万元の純損失を計上した同業の陽明海運も、「下半期は必ず黒字化し、通年での損益均衡を目指す」とコメントした。
なお長栄海運が進める30隻の「L」型フルコンテナ船建造および15隻のリース計画は予定通り2015年までに完了する見込みで、同社の輸送能力は現在の80万TEU(20フィートコンテナ換算の積載能力)から25%拡大し、100万TEUを突破する見通しだ。
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