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天然素材うたう「パン達人」、合成香料発覚で営業停止


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年8月26日_記事番号:T00045527

天然素材うたう「パン達人」、合成香料発覚で営業停止

 「天然素材のみ使用」とうたい、台湾や香港、上海に20店舗以上を展開しているベーカリーチェーン「パン達人」の商品に合成香料が使用されていることが発覚し、台北市政府衛生局は23日、「広告の不実」で食品衛生管理法に違反しているとして18万台湾元(約59万円)の罰金を科すとともに、規定に反する広告の撤去を求めた。同チェーンは商品や製造工程見直しのため、24〜26日の3日間、営業を停止すると発表した。26日付中国時報などが報じた。


荘鴻銘・前董事長(中)は25日夜、保釈金100万元で保釈された(26日=中央社)

 約1週間前、香港のインターネットユーザーが「パン達人」の商品に合成香料が使用されていると指摘したことが、台湾のネットユーザーやメディアの間で議論を呼び、これを受けて台北市衛生局が22日に同市大安区敦化南路の店舗を検査したところ、9種類の合成香料の使用が発覚した。

 同チェーンの創業者、荘鴻銘・前董事長は25日、検察による取り調べを受けた後、詐欺の容疑で起訴された。蘋果日報によると、荘董事長は取り調べに対し、合成香料の添加を否定せず、「天然素材はレーズンやくるみなどの食材を指しており、すべて天然とは言っておらず、消費者の誤解だ」と主張したという。