ニュース 電子 作成日:2013年8月26日_記事番号:T00045533
鴻海精密工業は23日、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)技術の特許の一部を米グーグルに売却したと発表した。ただ、グーグルとの機密保持契約を理由に、売却額や期限など詳細については明らかにしなかった。24日付聯合報が報じた。
市場関係者は、鴻海が売却した特許は、グーグルが開発中の眼鏡形端末、「グーグル・グラス」と関係があるとみている。市場調査会社、ウィッツビューの陳建安・ディスプレイ事業処シニア研究経理は、「グーグルは強力なクラウド検索技術を持っており、ハード製造技術の鴻海との提携でハイテク業界の新たな局面を切り開けるのではないか」と期待感を語った。また、鴻海など受託生産メーカーにとっては、テレビやノートパソコン、タブレット型PCの各市場が飽和状態に向かう中で、ウェアラブル技術やHMD技術は新たな成長分野と見られていると指摘した。
HMD技術には、ハーフミラーなどを利用して虚像を形成し、映像を観察できるようにする方式や、目の水晶体を利用して網膜に直接結像させる方式があり、現在主に戦闘機の操縦や、建設・ハイテク分野、ゲーム・AV用途などで使われている。
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