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「山水米」が産地偽装、ベトナム輸入米を使用


ニュース 農林水産 作成日:2013年8月27日_記事番号:T00045545

「山水米」が産地偽装、ベトナム輸入米を使用

 台湾のコメ市場でシェア3位の「山水米」が産地を台湾と表示しながら、品質が低い輸入米を混入させているとみられることが判明し、行政院農業委員会(農委会)農糧署は、製造元の泉順食品(苗栗県苑裡鎮)に1カ月以内に改善措置を取るよう求めた。泉順食品の蔡寵信執行長は当初、「競合社による告発ではないか」などと話していたが、27日午前に記者会見を開き、ベトナム産の輸入米だったと産地偽装を認め、消費者に謝罪した。蘋果日報などが伝えた。


泉順食品は27日、安全上の問題はないが、消費者の返品には応じると表明した(27日=中央社)

 問題の商品は「山水佳長米」で、量販店やスーパーマーケット各社は26日夜、店頭から撤去する措置を取った。

 今回の産地偽装は、「米粒の形状が台湾産米に見えない」とする市民の告発に基づき、農糧署が台湾で一般的なコメ46品種と照合した結果明らかになったもので、問題のコメは「未知の品種」、すなわち台湾で生産されたコメではないとの判断が下された。