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合成香料使用発覚の「パン達人」、購入日限定なしの返金を発表


ニュース 商業・サービス 作成日:2013年8月27日_記事番号:T00045553

合成香料使用発覚の「パン達人」、購入日限定なしの返金を発表

 「天然素材のみ使用」をうたうベーカリーチェーン「パン達人」の商品に合成香料が使用されていることが発覚した問題を受け、同チェーンは26日、23日までに購入したレシートやクレジットカードの記録を持参して9月26日までに登録すれば、10月1日以降に購入代金を返還し、さらに代金の25%相当の商品券を贈呈する、またはレシートと引き換えに購入代金の1.5倍に相当する商品をその場で贈呈すると発表した。なお購入期日は2010年の1号店オープン初日から有効となる。27日付蘋果日報が報じた。


営業再開となった27日、午前10時の開店時には従業員が深々とお辞儀し、消費者に謝罪する場面も見られた(27日=中央社)

 この返金方式はパン達人と台北市法務局が協議した上で決定したものだが、同チェーンの徐洵平董事長は「市政府はパン達人に死刑宣告したに等しい。今後企業はわずかなミスで廃業に追い込まれることになる」と不満を述べた。

 今回の返金方式に対しては、行政院消費者保護処(消保処)および財団法人消費者文教基金会(消基会)が支持を表明した一方で、中華民国中小企業協会は「台北市のやり方は非常に怖い。企業は一度ミスを犯せば厳しい批判にさらされ、従業員の生計が脅かされることになる」とコメントした。