ニュース 家電 作成日:2013年8月27日_記事番号:T00045557
27日付蘋果日報によると、液晶モニター需要が低迷する中、鴻海精密工業は同製品受託生産業務を大幅に縮小しており、戦略的判断でデル、ヒューレット・パッカード(HP)、聯想集団(レノボ)からの受注のみを受け入れ、ビューソニック、富士通などその他顧客向けの生産は、今月末以降、段階的に打ち切る方針とみられる。
観測に対し鴻海の邢治平・広報担当は「特定顧客および当社の業務状況についてはコメントしない」と語った。
同紙によると、鴻海は3年前、グループのリソース統合を目的として傘下の液晶パネル大手、群創光電(イノラックス、当時は奇美電子)の液晶モニター生産業務の鴻海への移管に着手した。
しかし奇美電子が手掛けていた2009年に3,715万5,000台を記録し、最大手の冠捷科技(TPVテクノロジー)に迫っていた同製品の年間出荷量は、10年に3,224万台、11年に2,379万5,000台、12年に1,337万台と急激な減少を見せ、今年も1,022万台まで落ち込む見通しとなっている。このため鴻海は受注を一部顧客に絞り込まざるを得なくなったようだ。
鴻海のモニター受託生産業務縮小について証券会社は、業務の移管後もリソースの統合が進まず、生産ラインが分散し効率を上げられなかったことなどが要因だと指摘した。
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