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労働法令違反の病院、公立も6カ所


ニュース 医薬 作成日:2013年8月28日_記事番号:T00045577

労働法令違反の病院、公立も6カ所

 医療機関の劣悪な労働環境が問題となる中、行政院労工委員会(労委会)は昨年から今年6月までに、労働環境に法令違反があった医療機関21カ所の名称を公表した。内訳は私立病院が11カ所、公立病院が6カ所、介護施設が2カ所、歯科医が2カ所だった。28日付自由時報が報じた。

 台湾医療改革基金会(医改会)の関係者は、最も典型的な違反ケースは、残業手当の未支給で、違法な超過勤務も少なくなかったと指摘した。

 公立病院の違反も散見され、特に衛生福利部嘉義医院は1年半の間に労働基準法違反で4回も摘発された。このほか、衛生福利部傘下の豊原医院、台東医院、行政院国軍退除役官兵輔導委員会(退輔会)傘下の台中栄民総医院嘉義分院、台東栄民医院、教育部傘下の台湾大学医学院附設医院(台大医院)北護分院が摘発された。

 衛生福利部の許銘能常務次長は「公立病院は率先して法律を守るべきだ。違反病院には速やかに改善を求め、監督指導を強化していきたい」と述べた。