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4G免許争奪戦、フォックスリンク・頂新が共闘か


ニュース 電子 作成日:2013年8月28日_記事番号:T00045582

4G免許争奪戦、フォックスリンク・頂新が共闘か

 国家通訊伝播委員会(NCC)が9月3日から実施する第4世代(4G)移動通信規格の免許入札で、鴻海科技集団(フォックスコン)の傘下企業、正イ精密工業(フォックスリンク、イは山の下に威)の郭台強董事長が、台湾系中国食品・流通最大手、頂新国際集団の魏応交董事長が率いる「台湾之星」コンソーシアムに出資し、4G事業への参入を目指すことが明らかになった。28日付経済日報が伝えた。

 報道によると、同コンソーシアムには、魏董事長が30~50%、郭董事長が約10%を出資するとされる。郭董事長は27日、台湾区電機電子工業同業公会(電電公会、TEEMA)理事長の立場で両岸通訊搭橋会議(中台通信懸け橋会議)に出席し、「台湾が早めに4Gに参入するのは良いことだ」と発言した。ただ、郭董事長が4G参入を目指していることについて、フォックスリンク幹部は同日、「聞いていない」としてコメントを避けた。

 なお今回の4G免許争奪戦には、郭台強董事長の兄に当たる鴻海精密工業の郭台銘董事長も「国碁電子」というコンソーシアムで入札予定だ。郭台強董事長は兄と組まず、魏董事長との提携を選び、兄弟が4G参入を争う構図となった。