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工研院と小森、タッチパネル共同開発で成果


ニュース 電子 作成日:2013年8月28日_記事番号:T00045586

工研院と小森、タッチパネル共同開発で成果

 小森コーポレーション(東京都墨田区、小森善治社長)は27日、工業技術研究院(工研院、ITRI)と共同開発で、グラビアオフセット印刷技術を用いて20マイクロメートルのタッチパネル製造に成功したと発表した。


タッチ台湾のブースナンバーN1229で、20マイクロメートルのタッチパネルの実物に実際に手で触れて試すことができる(小森リリースより)

 28日付経済日報などによると、この技術によるタッチパネル製造で、大部分のメーカーが現在使っているフォトエッチング工程が不要となり、1台の装置で従来のスパッタリング、コーティングなど7台分の役割を担うことができる。これにより、設備投資が半分に抑えられ、数十億台湾元(1元=約3.2円)を節約できる。来年にも商品化されれば、台湾のタッチパネルメーカーが日本や韓国に3年以上リードできる。市場調査会社の統計によると、タッチパネル産業の2012年生産額は4,940億元で前年比48%増。台湾が市場シェア過半を占める。

 小森コーポレーションと小森マシナリーは28~30日に台北世界貿易センター南港展覧館で開催の「国際タッチパネル・光学フィルム展示会(タッチ台湾2013)」に同社代理店、興昇科技(シュミテック)と共同出展し、グラビアオフセットにより印刷された20マイクロメートルのタッチパネルの実物による動作展示を行う。