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メディアテックとMスター合併計画、中国当局が認可


ニュース 電子 作成日:2013年8月28日_記事番号:T00045588

メディアテックとMスター合併計画、中国当局が認可

 IC設計の聯発科技(メディアテック)と晨星半導体(Mスター・セミコンダクター)の合併計画が27日、中国商務部に条件付きで認められた。両社は商務部にビジネスプランを提出し、3カ月以内に審査を通過した後、Mスターの上場廃止を申請する流れで、基準日は11月1日から来年2月1日に延期する。28日付工商時報が報じた。

 メディアテックとMスターの同日夜の発表によると、商務部の条件は▽Mスターを消滅会社とし上場廃止する。携帯電話用チップやその他の無線通信業務はメディアテックに組み入れ、Mスター台湾を含む全ての子会社をメディアテック傘下とする▽今後3年間、Mスター台湾とメディアテックは独立性を保つ──。

 メディアテック広報は、合併を3年後まで延期させられるとの市場観測も出ていたが、商務部の条件は両社がテレビ用チップの労働力、特許、投資はそれぞれ別々に運営するというものと説明した。完全な合併ではないが、スマートフォン関連のリソースで有利に戦えるようになると指摘した。

 テレビ用チップでは、両社はサプライチェーンを個別に築いており、今後3年間もミドル~ハイエンド市場と、ローエンド市場ですみ分ける現状が続く見通しだ。