ニュース 金融 作成日:2013年8月29日_記事番号:T00045595
台湾電力(台電)は28日、3、5、7、10年物の社債の発行に向けた入札を実施したが、3年物を除き入札が不調に終わった。29日付経済日報が伝えた。
市場関係者は「台電は前回も5年物社債の発行に失敗しており、入札不調は予想されていた」とした上で、台電が銀行からの借り入れより金利が高ければ、社債を発行しない構えを取っていることが原因だと指摘した。
唯一落札された3年物無担保社債の落札利回りは1.35%で、市場予測の1.32%を上回った。発行規模は38億7,000万台湾元(約130億円)と決まった。
市場関係者は、台湾で社債発行高が最多の台電で社債入札が不調に終わったことで、債券市場全体で金利が上昇するのではないかとの見方を示した。また、台電の財務状況が悪化していることで、台電債の利回りは今後上昇するとの見方が根強い。
台電は前回7月の入札では、5年物の入札が不調だったものの、7年物(利回り1.55%)、10年物(1.75%)で、56億5,000万元を起債していた。
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