ワイズコンサルティング・グループ

HOME サービス紹介 コラム グループ概要 採用情報 お問い合わせ 日本人にPR

コンサルティング リサーチ セミナー 経済ニュース 労務顧問 IT 飲食店情報

「私こそ李明博氏に似ている」、謝氏と馬氏が火花


ニュース 社会 作成日:2007年12月25日_記事番号:T00004563

「私こそ李明博氏に似ている」、謝氏と馬氏が火花

 
 韓国で先週行われた大統領選では、「国民成功時代、経済大統領」をキャッチコピーとした野党ハンナラ党の李明博(イ・ミョンバク)候補が圧勝したが、民進党の総統選候補が謝長廷氏が、李明博氏と自身を対比する選挙コマーシャルを制作し、話題となっている。

 李明博氏はソウル市長を務めた当時、地下化されていた清渓川の復元工事に取り組み、市民の憩いの場として再生させた実績が高く評価されている。一方、謝氏は高雄市長時代、市を代表する河川である愛河の浄化に努めた共通点がある。

 CMでは、「韓国国民は清渓川の復元を成功させた能力を信じて、李明博氏を大統領に選んだ」と紹介。これと対比させつつ謝氏を、「愛河の浄化に成功し、高雄を輝かしい都市に生まれ変わらせた」として、「謝氏には台湾を率いる能力がある」と訴えている。

 一方、経済再生を最大スローガンとしている国民党の候補者、馬英九氏は、李明博氏の当選に大いに気を良くしている。李氏が「首都の市長から大統領になった」ことも、台北市長だった自身にとって縁起が良いと感じているようだ。「(民進党政権下で)失われた8年を取り戻さなければならない」と訴える声にも力がこもる。

 馬英九氏は市長在任中の特別費不正使用疑惑で起訴され、28日に2審判決を迎える。判決は総統選の行方を左右する可能性があり、この点も選挙戦終盤に投資顧問会社BBKをめぐる株価操作事件への関与が指摘された李明博氏と境遇が似ている。