ニュース 運輸 作成日:2013年9月2日_記事番号:T00045657
台湾高速鉄路(高鉄)は30日、10月8日からの運賃値上げを正式発表した。値上げ幅は区間により7.1~9.6%で、台北~左営(高雄)は1,630台湾元(約5,300円)へと現行より140元の値上げとなる。高鉄は利用者への影響を軽減するため、来年3月31日までは期間限定割引を併せて導入する。31日付中国時報などが報じた。
利用日の28~8日前までに予約購入した場合、午後9時以降や日曜日早朝の列車を中心に週74本(1編成659席)が35%引きとなることを含め、230本が少なくとも1割引となる。これにより割引対象の座席は、現在の週12万8,000席から26万席へと2倍以上に拡大する。
また、60〜64歳の「熟年割引」も追加され、当日、購入窓口で身分証を提示すると平日の午前9~11時、午後7時以降で25%引きとなる。
45日間で8回利用可能な回数券は、値上げ幅を1.6~2.6%と抑えた。利用者が最も多い台北~台中区間では4,795元と約2%の値上げとなる。定期券は値上げしない。また大学・大学院・専科学校生割引の対象列車を週10本増やして259本とし、新たに増やしたうち6本は利用の多い週末とした。
高鉄の広報担当者は、値上げ後半年間の売上高は、割引措置により計5億元減少する見通しだと説明した。ただ、割引で利用者数が増加すれば期間延長を検討することもあり得ると述べた。
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