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CPCの大林製油所、拡張計画が始動【表】


ニュース 石油・化学 作成日:2013年9月2日_記事番号:T00045663

CPCの大林製油所、拡張計画が始動【表】

 台湾中油(CPC)は30日、大林製油所(高雄市)で予定している第12蒸留塔および関連工場の建設計画を始動すると表明した。総投資額は205億台湾元(約680億円)で、2016年以降に相次いで完工する予定だ。同計画は16年閉鎖予定の高雄製油所・第5ナフサ分解プラント(通称五軽)の代替を目的として実施されるが、7月に建設業者を決める入札で開札が見送られ、計画中止の観測が浮上。台湾域内へのガソリン、軽油や石化原料供給への影響が懸念されていた。31日付工商時報が報じた。

 CPCによると、五軽の閉鎖後、同工場が担っていた機能は大林製油所が負担しなければならないが、現在日産10万バレルの石油精製を行う同製油所では、3つの蒸留塔の一つ、第9蒸留塔が稼働から40年を迎え老朽化しており更新が必須となっている。

 こうした中、CPCは日産15万バレルの生産能力を持つ第12蒸留塔の建設を決定。16年7月の完成を予定している。このほか同社は大林工場に、同5万バレルの軽質原油分解工場(完工予定・16年7月)、および同4万バレルの軽油水素化脱硫装置(同・17年7月)を新たに設置する計画だ。