ニュース 電子 作成日:2013年9月2日_記事番号:T00045667
ファウンドリー世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)は、主要顧客であるクアルコムや聯発科技(メディアテック)向け受注を競合のグローバルファウンドリーズ(GF)に奪われたことなどにより、第4四半期は稼働率が急激に低下し、売上高も10〜15%減少するとの見方が出ている。しかし2日付経済日報は、TSMCは「特別な方法」で受注の奪還を図っており、同期の減収幅は10%以下にとどまると予測している。
業界関係者は、TSMCの動きは28ナノ、32ナノメートル製造プロセス製品で大幅な値下げを行い、受注を奪っているGFやサムスン電子への対抗を意図したものと指摘。
これに対しTSMC広報部は「第4四半期の生産状況は良くないが既に対策は打っている」と説明した。ただ、どのような手段で顧客の引き止めを図っているかは明らかにしなかった。
観測によると、TSMCは優先的なサポートを提供するなどの手段でクアルコム、ブロードコム、メディアテック、エヌビディア、ザイリンクスなどから第4四半期に前倒しでの生産を受注しているとみられる。
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