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最南端のリゾート地・墾丁、待望の鉄道計画浮上


ニュース 運輸 作成日:2013年9月3日_記事番号:T00045676

最南端のリゾート地・墾丁、待望の鉄道計画浮上

 自動車がなければ台湾高速鉄路(高鉄)左営駅からバスに2時間以上乗らないとたどり着けない台湾最南端のビーチリゾート、墾丁へ、台湾鉄路(台鉄)恒春支線を敷設してアクセス改善を図る計画が浮上した。交通部は来年検討作業に入り、早ければ2017年に着工し、23年に完成する見通しだ。経費は300億台湾元(約1,000億円)。3日付聯合報が報じた。

 恒春支線は台鉄枋寮駅(屏東県枋寮郷)から恒春まで全長38キロメートルで、大鵬湾国家風景区(国立公園に相当)や国立海洋生物博物館(通称・屏東海生館)など観光スポットを結ぶ計画だ。高鉄左営駅が接続する台鉄新左営駅から自強号に90分乗車し、恒春駅で墾丁国家公園行きのバスに乗り換えて15分で到着できるようになる。

 唐継宏・交通部鉄路改建工程局副局長は、墾丁を訪れる観光客は増える一方だが、大半が自家用車利用のため、環境保護の観点から恒春支線を敷設して鉄道利用を促したいと語った。

 墾丁の観光客は年間700万人に上る。春節(旧正月)連休や恒例の音楽イベント開催時には台北市の西門町と同じくらい盛り上がるため、交通アクセスの改善を望む声が上がっていた。