ニュース その他分野 作成日:2013年9月4日_記事番号:T00045696
台湾とシンガポールはこのほど、セキュリティー管理やコンプライアンスの体制などが整備された貿易業者に通関手続きの簡素化を認めるAEO(認定事業者)認証を相互に承認する内容の協定を結んだ。特に石油化学、情報通信業界が恩恵を受ける見通しだ。4日付経済日報が伝えた。
台湾がAEO認証を相互承認するのは米国に続き2例目。財政部関務署によると、AEO認証を取得した企業がシンガポールから台湾に貨物を輸出する場合、コンテナ1個当たり8,000台湾元(約2万7,000円)の検査費用を節約できるほか、通関時間が4時間以上短縮される見通しだ。
シンガポールとの間では、まず双方のAEO認証企業各3社を選び、10月から相互承認に向けたテストを開始する。テスト対象企業は今月中に発表される予定だ。
台湾ではこれまでに矽品精密工業(SPIL)、日月光半導体製造(ASE)、宏達国際電子(HTC)などがAEO認証を取得している。台塑集団(台湾プラスチックグループ)も現在認証を申請中だ。年内に台湾でのAEO認証取得企業は255社に達するとみられ、昨年の貿易総額を基準にすると、AEO認証取得企業による貿易は、貿易額全体の12%を占めると予想される。
関務署は現在、中国ともAEO認証の相互承認に向けた交渉を進めており、年内にも合意に達するとみられる。
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