太陽電池業界大手、茂迪科技（モテック・インダストリーズ）が深坑工場（新北市）で80人規模の人員削減を実施しているようだ。同社従業員から蘋果日報への投書によると、謝租イ（イは草かんむりに威）財務長が３日に突然、同工場の従業員に対し「組織再編に伴い、現在所属する組織、業務がなくなる。従業員の権益を守るため、会社側は南部科学工業園区（南科）の子会社への異動に協力する」という内容のメールを送信したという。４日付同紙が報じた。
謝財務長は、社内の組織再編についてはノーコメントとしたものの、異動であって人員削減ではないと強調した。
しかし投書した従業員は、かつて深坑工場には200人が在籍していたが、４～５月から削減を実施し、現在80人まで減少していると指摘。「家族があれば南科への異動は受け入れられず、離職を迫っているのと同じで人員削減以外の何ものでもない」と憤った。
また、人事部と財務処副総経理が同日午前、工場の従業員と話し合いの場を持ち、▽南科への異動に同意▽９月４日までに離職協議書に同意▽９月13日までに離職協議書に同意▽──の３つのケースに分けて異動手当や離職金の支給を提示し、いずれにも同意しない場合は労働基準法に基づき解雇すると宣告したという。
