ニュース 電子 作成日:2013年9月4日_記事番号:T00045712
4日付経済日報によると、鴻海科技集団(フォックスコン)傘下のタッチパネルメーカー、英特盛科技が、今月の発売が予想されているアップルのタブレット型パソコン「iPad」次世代機種向け受注の5割を獲得したもようだ。同社は今までiPad向けの2~3割を受注していたとみられ、大幅に拡大することになる。一方、最大の供給メーカーだった宸鴻集団(TPKホールディング)は受注を奪われた格好で、首位の座が脅かされる状況だ。
鴻海、TPKともに特定の顧客や製品、受注については「ノーコメント」としている。
サプライチェーン関係者によると、英特盛が今回受注拡大に至ったのは、半製品のオープンセルから液晶モジュール(LCM)、タッチパネルの貼り合わせまで一貫生産体制を構築し、高いコスト競争力を備えたためだ。アップル以外にも▽ノキア▽アマゾン・ドット・コム▽聯想集団(レノボ)▽華為技術(ファーウェイ・テクノロジーズ)▽デル▽ヒューレット・パッカード(HP)──など、タブレット型PCやスマートフォン、ノートPC向け受注を獲得しているとみられる。需要期の年末に向け、単月の売上高は100億台湾元(約330億円)以上を目標にしている。
一方、TPKの7月売上高は93億8,400万元で、第3四半期は前期比15~20%減が予測されている。同社は顧客の分散化を図り、アップルへの依存度を下げたものの最大顧客であることは変わらない。今後、英特盛との競争が激しくなりそうだ。
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