ニュース 電子 作成日:2013年9月4日_記事番号:T00045713
DRAM大手、華亜科技(イノテラ・メモリーズ)のスコット・ミークル総経理はこのほど、同社の20ナノメートル製造プロセスが第4四半期より試験生産、2014年下半期から量産を開始するとの見通しを示した。DRAMの応用先がパソコンからモバイル機器、サーバーなどへと広がる一方で、イノテラは業界全体のDRAMビット成長率が来年はそれほど大きくないと予測。価格の安定と製造プロセスの移行効果により、業績に恩恵を受けると見込んでいる。4日付電子時報が報じた。
メモリー業界全体で20ナノプロセスが大量生産に入る時期としては、来年末が予測されている。一方、クラウドコンピューティング、スマートフォンなど向けに高い需要が続くとみられることから、DRAM価格は今後1年間は安定した状況が続くとみられている。
こうした中、イノテラでは生産ラインの多様化を進めており、12インチウエハー工場の生産能力の半分を▽サーバー向け(20〜25%)▽モバイルメモリー(15%)▽ネットワーク機器向け(10%)──といった非PC用DRAMに充てている。
なおイノテラの来年の設備投資額は20ナノプロセスによる生産に向け、今年の80億台湾元(約270億円)を上回る見通しだ。
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