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200メートルに交通標識20個、ドライバー混乱で危険


ニュース 社会 作成日:2013年9月5日_記事番号:T00045718

200メートルに交通標識20個、ドライバー混乱で危険

 台湾西部の海岸線を新北市から台南市まで走る自動車専用道路「台61線(西部浜海快速公路)」に、200メートル足らずの間に20個もの交通標識が掲げられている区間があることが分かり、ドライバーを混乱させ事故につながる恐れがあるとして問題となっている。

 指摘を受けているのは台61線の雲林県成龍区間で、実際にこの地点を車で通過したドライバーによると、工事のため前方の道路が封鎖されているとして「右に寄れ」との掲示が出現。しかし次の瞬間、今度は「左に寄れ」との掲示が現れ、ドライバーはまさに「右往左往」してしまったという。

 このほか、この短い距離の間に時速90キロメートル、60キロ、さらには40キロと3種類のスピード制限の標識が設置されており、アクセルを踏んだり、ブレーキを踏んだり大忙し。「危険過ぎる」と悲鳴を上げた。

 なお、200メートルに20個もの標識が設置されれば、当然それぞれの間隔も短くなるため、何が書いてあるか読み取れないものも少なくないようで、このこともドライバーを不安に陥れる要因となっている。

 なぜこのような状態になってしまったかというと、現在この区間ではアスファルトの敷き替え工事を行っているが、作業員が上り車線用と下り車線用の標識の向きを間違えたり、必要のなくなったものを撤去し忘れたためだ。

 施工業者はミスを認めてるが、あまりにも安全を軽視した姿勢に「万が一、事故が起き、死者でも出ていればどう責任を取るつもりだったのか」と批判の声が上がっている。