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「蘇主席は総統選から退くべき」、民進党の元経済閣僚が提言


ニュース 政治 作成日:2013年9月5日_記事番号:T00045721

「蘇主席は総統選から退くべき」、民進党の元経済閣僚が提言

 2016年の総統選出馬に意欲的とされる蘇貞昌・民進党主席について、陳水扁政権時代に行政院経済建設委員会(経建会)副主任委員を務め、前回総統選では同党候補だった蔡英文・前主席の政権公約の一部を執筆した張景森氏が4日、16年総統選は蔡氏の再挑戦で党内および社会の意見ができ上がっているため、身を引きべきだとフェイスブック上で発言した。張氏の発言は党内で議論を呼びそうだ。5日付中国時報が報じた。


蘇貞昌主席。蔡氏と総統候補をめぐり争うのであれば、党が2つに割れて選挙戦にしこりを残す恐れが強い(中央社)

 張氏は党の現状について「2つの太陽(蘇主席と蔡前主席)があるため団結できない」と指摘。その要因は蘇主席に総統選に意欲があるためだとして、蘇主席は「大きな知恵」を働かせて、来週の馬英九総統との中台サービス貿易協定をめぐる公開論戦が終わった後に総統選への不出馬を宣言し、来年の台北市長選に立候補して統一地方選の大勝を導き、民進党の政権奪回を支援すべきだと提案した。

 この発言に対し前台南市長で立法委員の許添財氏は、「現時点で誰が退いて誰が残るべきと発言するのは不適切で、党の団結に有害だ」と批判した。