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エピスター、米照明器具メーカーから受注


ニュース 電子 作成日:2013年9月5日_記事番号:T00045738

エピスター、米照明器具メーカーから受注

 発光ダイオード(LED)大手、晶元光電(エピスター)の李秉傑董事長は4日、米国の照明器具メーカーが顧客となったと明らかにした。9月から少量を出荷し、来年以降は倍増する予定で、米国市場の業績貢献が顕著になると見込む。5日付工商時報などが報じた。

 李董事長は米照明メーカーの顧客獲得について「これまで2年の垂直統合の効果」と指摘した。蘭フィリップス、独オスラムの受託生産に続き、米国市場進出を果たした形だ。

 LED用エピタキシャルウエハー市場は現在、エピスターと璨円光電(フォルモサ・エピタキシー)に出資計画がある中国の三安光電(三安オプトエレクトロニクス)が2大勢力となっている。三安は上半期、エピウエハー中国首位に浮上した。李董事長は三安について「資金力はあるが、特許や品質の安定度から、国際市場では台湾メーカーが依然優位に立っている」と、脅威は感じていない。

 エピスターは三安に対するリードを広げるため、照明の他、自動車分野でも展開を加速している。来年第1四半期から日本の自動車メーカー向け出荷が始まる他、現在韓国メーカーからの認証を目指している。LED照明に続く成長のけん引役にしたい考えだ。