ニュース 電子 作成日:2013年9月5日_記事番号:T00045739
宏達国際電子(HTC)が4日発表した8月売上高は131億6,800万台湾元(約440億円)、前月比16%減で3カ月連続の減収となった。7~8月の売上高は合計288億9,600万元にとどまっており、第3四半期目標の下限、500億元への到達には9月単月で211億元(8月比6割増)が必要なため、達成は困難とみられている。
8月の売上高低迷はハイエンド機種の「新HTC One」が予想を下回る売れ行きだったことや、ミドルエンドの「HTC One mini」の販売地域拡大が遅れたことが原因だ。
5日付工商時報は、9月からHTC One miniの販売地域拡大に伴い売上高への貢献が期待されるが、中位価格の機種であるため、目標達成には全体で前月比80万~100万台の出荷台数上積みが必要になると指摘した。
業績発表を受け証券会社は、同社が第3四半期目標を引き下げると予想しているが、同社主管は「売上目標に変更はない」と強調した。
なお、4日の株式市場では、マイクロソフトがノキアの携帯部門を買収したことで今後HTCとの関係が疎遠になる懸念から、HTC株に売り注文が殺到。過去8年半で最低となる1株137.5元でストップ安となった。
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