ニュース 金融 作成日:2013年9月6日_記事番号:T00045752
行政院は5日、創意性がある起業家に増資による資金調達手段を提供するため、「創櫃板(起業家向け店頭市場)」を来年1月に開設することを盛り込んだ計画案を閣議決定した。1年目に70社の登録と2億1,000万台湾元(約7億円)の資金調達を見込む。6日付工商時報などが報じた。
創櫃板に登録できるのは、資本金5,000万元未満で、証券櫃台買売中心(櫃買中心、OTC)が設立した「公設聯合輔導機構」によるカウンセリングを受け入れる株式会社または株式会社設立準備処。登録申請では、OTCに起業アイデアや新製品などの経営計画を提出し、審査を受けることになる。
創櫃板は、株式を公開する必要はなく、低コストでも資金調達が可能だ。
江宜樺行政院長は同日、「創櫃板の開設は創意性があり、発展潜在性がある小規模の革新的企業に資金調達の場を提供するものだ」と説明した上で、資本市場の多元化だけでなく、革新的企業が経済に新たな活力を注ぎ込むことにつながると指摘した。
一方、江行政院長は、次の検討課題として、中国企業に台湾で株式を上場させる「T株」の解禁を挙げ、「中国側の動きを見守る必要があるが、政府として実現を楽観視している」と述べた。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722