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義美食品の冷凍肉団子、基準上回る大腸菌検出


ニュース 食品 作成日:2013年9月6日_記事番号:T00045761

義美食品の冷凍肉団子、基準上回る大腸菌検出

 台湾優良農産品発展協会(CAS)が5〜6月に行った調査の結果、食品大手、義美食品(I-Meiフーズ)が販売する「冷凍ミニ獅子頭(肉団子)」から基準を上回る大腸菌が検出されていたことが明らかとなった。6日付自由時報が報じた。

 行政院農業委員会(農委会)によると、CASは5月9日に義美食品の南カン工場(桃園県、カンは山の下に坎)で「獅子頭」のサンプル調査を実施。その結果、基準の24倍に当たる240MPN/gの大腸菌群が検出された。その後、CASは同社に1カ月内の改善を求め、6月27日に再び検査が行われ、検出値は23MPN/gに下がったものの、依然基準の2.3倍となった。ただ、今回調査を受けた2件は同じ日に製造されたもので既に撤去されている。

 一方、義美食品は「社内検査での検出値は基準を上回っておらず、検査を受けた工場はISO認証を取得しており衛生面で問題はない」と、CASの検査に疑問を呈した。さらに同社は8月の検査で合格となった後、「冷凍ミニ獅子頭」に対する「CAS認証(優良農産物認証)」の取り下げを申請し、5日これが認められた。

 また認証取り下げが決まった直後にメディアで大腸菌検出が報じられたことについて同社は、「CASのやり方は尋常ではない」と批判している。