ニュース 社会 作成日:2013年9月9日_記事番号:T00045772
最近、台北市の空港や都市交通システム(MRT)車内で人気ハリウッド映画『アイアンマン』の主演俳優、ロバート・ダウニーJrが目撃されたとの情報がインターネット上を駆け巡り、「台湾で秘密裏にCM撮影が行われているのでは」などとうわさになった。しかしこのほど、これが本人ではなく実は台湾在住23年の「そっくりさん」であることが判明した。
イベントに参加したホセさん(左2)。フィリピンやタイ、インドネシアの格闘技も習得しており、大会で優勝したこともあるという(8日=中央社)
ロバート・ダウニーJrと間違われたのはスペイン出身のホセさんという45歳の男性。若いころから武術に興味のあったホセさんは、23年前に来台し、著名な武術家・葉問のおい、盧文錦に師事して「詠春拳」を学んだ後、台湾人女性と結婚。台湾に住み続け、現在は家族で広告会社を営むほか、武術の師範も務めている。
そんな彼は映画『アイアンマン』が人気となって以降、街中でロバート・ダウニーJrと勘違いされることが多くなり、何度か一緒に写真を撮ってくれと頼まれたそうだ。
そして1カ月ほど前、永久居留証の申請のため内政部入出国移民署(移民署)を訪れたホセさんが、あまりにロバート・ダウニーJrに似ていることに目を付けた同署は、8日に開催された移民の生活を支援するチャリティーイベントに招待。いざホセさんがアイアンマンの衣装を身にまとって登場すると、本人と勘違いした参加者は大盛り上がりとなった。
しかしその後の記者会見で、司会者から受けた英語の質問に対し、この「アイアンマン」はよどみない中国語で返答。「なぜ中国語が話せるのか」と聞かれ、「私はロバート・ダウニーJrではない」と正体を明かした。
なお移民署の謝立功署長は、「台湾在住の外国人配偶者は48万人を超えており、こういった『新移民』をいかに社会参加させるかが重要課題になっている」と話した。
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