ニュース 機械 作成日:2013年9月9日_記事番号:T00045785
工作機械・鋳造部品メーカーの台中精機廠(ビクター台中・マシナリー・ワークス)の黄明和総経理は7日、既存の上海工場を同市内の青浦工業園区に移転し、2015年上半期に稼働させるとの計画を明らかにした。用地購入に2,000万米ドルを充て、年産能力2,500台の工作機械工場を新設する。新工場の年間生産額は、既存工場の約2倍に当たる60億台湾元(約200億円)に達する見通しだ。8日付工商時報が報じた。
今年、輸出のマイナス成長が予測されている工作機械産業の見通しについて黄総経理は、「欧州経済が予想以上に回復しているほか、ロシアやトルコは昨年下半期以降、良好な経済状況が続いており、工作機械輸出先として最大の成長を見せている」と強調。中国市場についても「それほど落ち込まない」との見方を示し、「最悪の時期は過ぎた」と語った。
なお同日行われた創業60週年イベントで黄総経理は、「今年4月に負債の償還を5年前倒しで終え、経営再建が完了した」と宣言した。同時に今後の10年について「核心事業に注力し、幹部の世代交代を進め、家族企業からの脱却を目指す」との考えを示した。
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