自動車部品の精密金属加工、設計、生産管理に強い宇隆科技（TURVO）は６日台中市の本社で、鍛造部品メーカーのマテック（名古屋市）と提携意向書を交わした。マテックはワイズニュースの取材に対し、同社100％タイ子会社ＭＳＡＴが宇隆科技から２億5,000万～３億円の出資を受け入れ、10月末までにマテック51％、宇隆科技49％の出資比率になると説明した。
両社の共同出資に切り替えることで、部品製造工程の相互補完効果が生まれる。マテックはデザイン・インから鍛造・加工までを手掛けているが、提携により宇隆科技の高度の加工技術を取り入れて、さらに高水準の鍛造から加工までをワンストップで提供できるようになり、既存顧客など日欧米の自動車メーカーとの関係強化が見込める。
共同出資計画は、提携パートナーを探していた宇隆科技からの提案を受けたものだ。
