ニュース 電子 作成日:2013年9月9日_記事番号:T00045789
中国・聯想集団(レノボ)のEMEA(欧州、中東、アフリカ)市場部門の最高責任者で、宏碁(エイサー)元執行長(CEO)のジャンフランコ・ランチ氏はこのほど、2015年にヒューレット・パッカード(HP)を抜いて欧州市場で首位になるとの目標を示した。レノボが価格競争を仕掛けてくる場合、欧州市場の比重の高い台湾2強のエイサー、華碩電脳(ASUS)はさらなるプレッシャーにさらされることになる。
欧州パソコン市場でエイサー、ASUSは3位と4位で、エイサーの今年第2四半期の市場シェアは37%で従来の40%から後退。昨年第2四半期の時点で欧州市場の売上構成比が全体の40%を占めていたASUSも、今年第2四半期のシェアは29%に下落した。
レノボの躍進は、台湾にブランドメーカーのシェア低下のみならず、受託生産企業の受注減ももたらす。レノボは14年、ノートPCの自社生産率を6割に引き上げて、4割を受託生産に回す方針で、そのうちの75%は仁宝電脳工業(コンパル・エレクトロニクス)に発注、残り25%、すなわち全体の1割のみを緯創資通(ウィストロン)や和碩聯合科技(ペガトロン)、広達電脳(クアンタ・コンピュータ)に分配する構えだ。
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