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リモコン向け8ビットMCU、ルネサス撤退で凌通に恩恵か


ニュース 電子 作成日:2013年9月9日_記事番号:T00045794

リモコン向け8ビットMCU、ルネサス撤退で凌通に恩恵か

 9日付蘋果日報によると、日本の半導体大手、ルネサスエレクトロニクスが家電製品などのリモコンに使用される8ビットのマイクロコントローラー(MCU)市場から全面撤退するとの観測が出ており、発注先振り替えにより台湾の凌通科技(ジェネラルプラステクノロジー)が恩恵を受けそうだ。

 同紙によると、ルネサスは8ビットMCU市場で50%以上のシェアを持つが、ハイエンドMCUに事業を集中させるため撤退を決めたとされる。

 観測について凌通科技の幹部は「多くの引き合いがあり、今後大規模な振り替え受注が見込める」と語った。

 テレビやクーラーを含むさまざまな3C(コンピュータ、通信、家電)製品に使用されるリモコンは、統計によると市場規模が年間20億本に上る。リモコン1本に8ビットMCUが1個使用され、低価格ながら数量は莫大だ。

 凌通科技は台湾MCUメーカーのうちリモコン市場での展開に最も積極的で、年間出荷量が数千万個に上り、受託メーカー大手からも受注している。