ニュース 社会 作成日:2013年9月10日_記事番号:T00045801
台湾政界で王金平立法院長らが検察幹部に対し、立法委員の背任事件で上訴を断念するよう圧力をかけていた疑いが強まっている問題で、政府・与党内では既に後任に洪秀柱・立法院副院長(女性・65歳)を充てる人事が有力視されているもようだ。10日付中国時報などが伝えた。
洪副院長は9日、「政治闘争として見るべき問題でない」と述べたが、市民の受け止め方は「醜悪な政治闘争」そのものだ(9日=中央社)
与党国民党は王立法院長が私用で滞在しているマレーシアから10日に帰台後、11日にも党としての処分を決定する考紀委員会を開く構えで、党籍剥奪など重い処分が下されることが確実視されている。このため、王院長が立法院長としての資格を失うか、辞任に追い込まれるとの見方が強まっている。
政府・与党幹部は、洪副院長について、「知識豊富で仕事ができ、議事を熟知している。人となりが正しく、国民党に忠誠心がある」と高く評価した。
これについて洪副院長は「仮定の話はしない。引き継ぎの準備もしていない」と否定したが、王院長と確執がある馬英九総統は、今回のスキャンダル発覚をきっかけに攻勢に出ており、「王金平外し」の準備が着々と進んでいる。
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