ニュース 公益 作成日:2013年9月10日_記事番号:T00045808
台湾電力(台電)第4原子力発電所(新北市貢寮区)の建設継続の是非をめぐり、行政院原子能委員会(原能会)が今月末、欧州連合(EU)の専門家を招いてストレステストを実施する方針を固める中、環境団体は10日、第4原発の設計がEUの基準を満たしていないとする民間版のストレステスト結果を発表した。同日付蘋果日報が伝えた。
民間版のストレステストは、国際的な環境保護団体のグリーンピースが欧州の原発でのストレステストに参加経験がある専門家2人に委託して実施したものだ。
その結果、第4原発は耐震性、津波対策、洪水対策などがEUの基準を満たしておらず、構造、システム、部品にも欠陥があることが判明したという。
専門家は9日、「第4原発は原子力災害が起きれば、数百万人の安全に影響を与える。EUの基準によれば、第4原発は建設認可や運転認可を得ることはできない」との認識を示した。
原能会は民間版のストレステストについて、「内容を見ておらず、コメントできない」としている。また、台電の広報担当者は「内容には誤りが多くある」と反論した。
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