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国泰金控、慶豊銀への出資検討


ニュース 金融 作成日:2007年12月25日_記事番号:T00004581

国泰金控、慶豊銀への出資検討


 財務状況が悪化している慶豊銀行が今月21日、臨時取締役会を開き、国泰金融控股からの出資受け入れについて検討していたことが分かった。国泰金控は1株1.8台湾元(約6.3円)で慶豊銀に出資するとの情報がある。消息筋によると、国泰金控は31日に臨時取締役会を開き、慶豊銀合併について協議する予定だ。25日付経済日報が伝えた。

 慶豊銀は金融再建基金(RTC)の監視対象となっており、行政院金融監督管理委員会(金管会)から年内に増資を完了するように求められている。慶豊銀は国泰金控からの出資受け入れで、公的管理への移行を回避する構えとみられる。

 慶豊銀はかつて国泰信託が改組され発足した経緯から、国泰金控の大株主である蔡一族とつながりがあり、合併説は現実味を帯びている。国泰金控が慶豊銀を傘下に収め、国泰世華銀行と経営統合した場合、同行は慶豊銀の36店舗を引き継ぐことになる。