ニュース 石油・化学 作成日:2013年9月10日_記事番号:T00045817
台塑集団(台湾プラスチックグループ)第6ナフサ分解プラント(雲林県麦寮郷、通称六軽)第4期拡張計画における、長春集団(CCPG)が進める麦寮プラントの生産能力拡大計画について、行政院環境保護署(環保署)は9日の環境評価大会で、提出データなどに不備があるとして差し戻した。10日付経済日報などが報じた。
環境保護団体は環保署に差し戻しを求め、劉建国立法委員(民進党、前右4)らもそれを支持した(9日=中央社)
長春集団は傘下の長春石油化学(CCPC)、大連化学工業(DCC)、長春人造樹脂廠(CCP)が▽1.4-ブタンジオール(BG)▽ホルムアルデヒド▽パラホルムアルデヒド──などの原料の生産拡大を図るため、2011年9月から環境影響差異分析報告を行っているが、発がん性リスクや汚水の排水問題などで、今年7月に5度目の初審をようやく通過し、やっと環境評価大会にこぎ着けたところだった。
環境評価大会は3時間に及んだ。今回の差し戻しで、長春集団は再度初審からやり直さなければならない。初審はおよそ半年ごとに行わることから、長春集団の計画に遅れが生じ、実際に生産拡大に乗り出せるのは早くても来年となる。
台湾のコンサルティングファーム初のISO27001(情報セキュリティ管理の国際資格)を取得しております。情報を扱うサービスだからこそ、お客様の大切な情報を高い情報管理手法に則りお預かりいたします。
ワイズコンサルティンググループ
威志企管顧問股份有限公司
Y's consulting.co.,ltd
中華民国台北市中正区襄陽路9号8F
TEL:+886-2-2381-9711
FAX:+886-2-2381-9722